シグナスX SRが入庫。
スピードメーターやオドメーターが動かなくなったとの事。
キーをONにしてバイクを押し引きすると、
確かにスピードメーターの表示は0のまま。
そしてメーターまわりを見ると、
インジゲーターランプが点滅している。
じっくり見ていると、
長い点滅が4回のあとに短い点滅が2回。
エラーコードは”42”。
ヤマハのエラーコード”42”はスピードセンサーからの信号が送られてきていないというエラー。
このシグナスX SRはスピードメーターがデジタル表示だからセンサーが壊れたかな?
以前マグザムでセンサーが破損してメーターが動かないのがあったし。
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マグザム エラーコード “42” |
と思いつつフロントタイヤ周りを見てみると、、、
あれっ、これアナログなケーブル駆動!?
メーターがデジタルだからすっかりデジタルな電気信号のタイプだと思ってしまった。
ケーブル式だとすれば一番怪しいのはケーブル切れ。
そういえば以前にも同じようなことがあったような、、、
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読み返してみると、先入観がどうとか勉強になったとか、、、
すっかり忘れているじゃないか、お恥ずかしい、、、
今度こそは忘れないようにしましょう。
そして早速スピードメーターケーブルを点検。
見事にケーブル切れ。
という事でスピードメーターケーブルの交換です。
まずは車体正面のカウルの脱着。
このヘッドライトの上のカウルです。
そして前側のハンドルカバーも脱着。
ちょっとかきわけて覗き込むと、
奥の方にスピードメーターケーブル発見。
ここがメーター本体との接続部。
で、はじめに外したカウルのところから覗き込んで見ると、
意外と隙間も多くあって、これ以上カウルを外さなくてもスピードメーターケーブルの交換ができそうです。
シグナスはフロントカウルの内側に余裕があっていいですね。
早速古いケーブルを取り外して新しい新品ケーブルを取り付けます。
これを古いケーブルの取り回しと同じように通して、まずは上側を取付け。
ねじ込んで締めたらカバーを被せて、
次は下のホイール側も組み付け。
これでスピードメーターケーブルの組み付けは完了。
作動確認の為、ジャッキで軽くフロントホイールを浮かせます。
そしてイグニッションキーをON。
タイヤが回っていない時は、
当然スピードは0km/h。
そしてタイヤを回す。
この写真、すごい勢いでタイヤが回っているように見えるけど実際は軽く回しているだけです。
スピードメーターの表示が0km/hじゃなくなりOK。
点滅していたインジゲーターランプも消えました。
あとはジャッキを下ろして、外したカウルを組み付けて完了。
アナログ信号だけどデジタル表示、今回こそは忘れないようにしよう。