マジェスティー250がスピードメーターが動かなくなったという事で入庫。
以前にもスピードメーターの不具合の記事は少し挙げています。
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マグザム エラーコード “42” |
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ジョグのエンジン警告灯が点灯 |
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スピードメーターケーブル切れによるメーター不良 |
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スピードメーターが動かない そしてガソリンメーターも |
今回の場合、お客さんは前輪の方から何か出ていたからとりあえず軽く押し込んでおいたという話。
早速、前輪周りを覗いて見る。
そしてちょっと触ってみると、
かんたんにケーブルが引っ張り出せました。
スピードメーターケーブル。
スピードメーター本体側の接続が外れてしまったようですね。
外れてしまい、剥き出しになっているインナーケーブルを点検。
スピードメーター本体に刺さる部分に傷みなし。
インナーケーブルを引っ張り出して切れていないかも点検、問題なし。
スピードメーター本体にはねじ込んで固定するのですが、そのネジ部のネジ山にも潰れなどはなく問題なし。
前輪を浮かせて空転させてインナーケーブルがきちんと回転するかも点検。
これも問題なし。
ここまで点検して問題がないので、スピードメーターケーブルを交換する必要はなさそう。
あとはスピードメーター本体側に問題がなければ組み付けるだけで大丈夫そうです。
さてここから、ビッグスクーターなので、スピードメーターのケーブル取り付け部へのアクセスがすんなりなのか? 大変なのか?
まずはフロントのパネルの取り外し。
たいていのビッグスクーターはフロント周りのカウルの脱着を行う際、まずはここから外します。
外したところで中を覗くと、
おっ、
これは素晴らしい!
メーター裏側がいきなり確認できた。
しかもなんとか手が入りそう。
ネジ山も傷んでなさそうだし、破損なんかもないです。
ということで、外れていたスピードメーターを車体に通し直します。
ステムの下のケーブルガイドを通して、
フレームのガイドを通して、
メーターまで持ってきて、インナーケーブルをメーターに差し込んでネジを締めます。
手締めで締めこめるところまで締めこんだら、プライヤーなどで本締め。
この型のマジェスティーはスピードメーターの配策が分かりやすくていいですね。
これでスピードメーターが動くか確認。
フロントタイヤを浮かせて、空転させます。
これでスピードメーターがきちんと動いているかどうか。
大丈夫そうです。
きちんとスピードメーターの針は上がっています。
外していたカウルを組み付けて完了。