4ストのジョグに乗っているお客さん。
エンジン警告灯が点いたという事でバイクをもってきました。
同時にスピードメーターも動かなくなっているとの事。
そしてこれら2つはほぼ同時に起きたとの事。
という事はやはりスピードメーターが動かないことでエラーを拾って警告灯が点いたと推測。
スピードメーターが動かない場合たいていはメーター本体に異常がある事は少ないです。
アナログ式の場合はメーターケーブル切れ、あるいはメーターギヤ不良。
デジタル式の場合はスピードを直に拾っているメーターセンサー不良。
これらが原因として一番多いです。
ここで言っているアナログやデジタルというのはメーター表示の事ではなく、
スピードの拾い方が機械式か電気式かという事。
それによってメーターまでの伝達手段も変わってきて、
アナログの場合は機械的にケーブルを回す事で伝達、
デジタルの場合は配線によって電気信号を送ることで伝達します。
今回、FI車でエンジン警告灯が点いたことから、
スピードメーターからの電気的な信号がコンピューターに送られて来なくなって
コンピューターがエラーを拾った筈なので当然のようにスピードの検知もデジタルだと思っていました。
が、実際バイクを見てみると前輪から出ているのはケーブル。
(写真撮り忘れたので別の新車ジョグの写真)
スピード拾っているところはアナログでした。
で、早速ワイヤーを外してみると、
見事に切れています。
これはもうどうしようもないので新品のケーブルに交換。
メーターも正常に動くようになりエンジン警告灯も消えました。
修理自体はいたって普通に問題のない修理でしたが勉強になりました。
FI車だからといって全てがデジタルではなく、アナログもうまく使い分けているところがあるんだと。
分かっている人にとっては当然のように当たり前のことかもしれませんが、
自分的にはおもいっきり先入観をもって勘違いしていました。
今回は簡単な場所だったのではハマル事はなかったけど、
下手すると先入観のせいでドハマリするので気を付けないといけないですね。