エラーコード”42”が表示されたマグザム。
エラーコードは表示されているけど普通に走れるとの事。
ただスピードメーターは動かないとの話。
おそらく”42”というエラーコードがスピードメーター関係のエラーだろうと推測できます。
念の為サービスマニュアルで調べてみると予想通り。
マグザムはスピードセンサーからスピードメーターに電気信号で情報を送っているので、
機械的なワイヤーは使っていません。
ワイヤー式の場合はワイヤー切れが一番疑わしいのですが、
電気式の場合だと当然ワイヤー切れはないので、
次に疑わしいスピードセンサーの破損等から調べていきます。
スピードセンサー本体・ハーネスは外観上の問題はないので、
フロントホイールを車体から取り外してスピードセンサー内側を点検します。
すると、
センサーのローター部分が破損していました。
予想通りのローターの破損なのですが、破損の仕方はかなり予想外でした。
たいていはローターの左右に出っ張っている突起が破損しているのですが、
今回は写真の通りキレイに二分割されていました。
この破損の仕方は初めて見ました。
左が新品、右が破損したスピードセンサーのローターです。
はっきりした破損原因は分からないのですが、約5万キロ走っているマグザムなので
おそらくは疲労のための破損だと思われます。
新品の部品を組み込み走ってみて確認。
スピードメーターはきちんと表示されエラーコードも表示されなくなりました。
5万キロ近い走行距離になると予測不能なトラブルがでてきますね。