リヤサスペンションがリジットでスーパーローダウンなマジェ125。
意図してやっているわけではありません。
いつからか車高が下がり、乗り心地が非常に悪くなったとのこと。
跨ってもシートの高さは変わらず、シートを上から押してみてもリヤ側は全然上下に動かない。
完全にリジット。
リヤサスペンションがフルボトムした状態で固着している様子。
センタースタンドで上げると、
リヤタイヤがこんなに上がる。
改善するには当然リヤサスペンション交換。
早速、純正部品を調べてみると、
片側で約¥17,000。
両方合わせて約¥34,000。
思っていた以上に高いっ!
お客さんもそこまでかけれないとの事。
そこで調べてみると流用できそうなサスペンション発見。
兄貴分のマジェスティー250のサスペンション。
若干長さが変わってやや車高が上がるみたいだけど、、、
ただこれも純正部品を調べてみると、負けず劣らずいい金額。
そこでマジェスティー250用の社外品を調べてみる。
流用できそうなのは以前のモデルのマジェスティー250用のもの。
そう、一世を風靡したマジェスティーC。
当時は街中にマジェスティーが溢れかえっていました。
そんなだったから昔はいろいろなメーカーからリヤサスペンションは発売されていたけど、
今現在は廃盤になっているものがほとんど。
そんな中で今でもかろうじて販売されていたのがキジマのローダウンサスペンション。
外観はメッキで金額は約¥10,000。
もちろん左右セット。
この手のローダウンサスペンションはだいたい30~40mm前後のローダウン設定。
250用を流用するにあたり、本来だとやや車高が上がるということだったので、ややローダウンなサスなら結構ツジツマも合いそう。
ただ、ローダウンサスペンションはストロークが短くなる為、その分純正よりも乗り心地は硬くなる傾向。
その上250に比べて車重もないのでより傾向がでるはず。
ただ今回のお客さんの要望としては、
「あまりお金をかけずに今のリジットの状態よりも良くしたい。」
ということなのでOK。
もちろんお客さん本人とも相談のうえ決定しました。
それとこの手のリヤサスペンションは純正と比べると耐久性に難があることがありますが、
その点についても、そこまでは拘らないとお客さんからOKを貰ったので早速オーダー。
そして届いたリヤサス。
さっそく付け替えます。
通常は特に難しい作業でもなく、他の部品を取り外したりする必要もないような作業。
まずは下側のボルト。
これらを外して、、、って普通簡単に外れるはずが、今回は緩むけど抜くのがかなり固い。
固いけど抜けないことはなく、何とか抜いて上側のボルトも外します。
そして外したサスペンション。
すごいことになっている。
片側はダンパーが完全に抜けていてフニャフニャで伸びきっていて、もう片側はフルボトムしたところで完全固着。
こんなになっちゃうんですね。
そして今回取り付ける新品との比較。
見た感じでは長さ的には程良さそう。
硬めのサスペンションなのでイニシャルも一番かかっていないことを確認。
そしてサクッと取り付け。
仮止めで左右とも取り付けてから全部本締め。
取り付けは至ってスムーズに行えました。
センタースタンドで上げた際のリヤタイヤの上がり具合も丁度良い。
センタースタンドから降ろしてサイドスタンドにすると、
かなり良い感じ。
跨ってみると車高的にはバッチリ、程よい感じ。
ただ、やはり硬さはあります。
それでもしっかりストロークしてくれるのでリジットとは雲泥の差で快適。
交換前後で比べると、
写真撮った角度が悪いのか、ちょっと分かりづらい、、、
こっちの方が分かりやすいかな。
まぁこんな感じになりました。
マジェスティー125に250用のリヤサスペンション、ありです。