「ヘッドライトの電球が落ちたから直してください」

そう言ってアドレスV125に乗っているお客さんが入ってきました。

”電球が落ちた”、って???

さすがにちょっとその表現は何か間違っているのでは、と思いつつバイクを見てみると、、、

 

ヘッドライトレンズの内側で電球が落ちていました。

間違っていませんでした、その通りでした。

これって一体???

取り外してみると、

バルブ破損 (3)

こんなになっていました。

ちょっと違う型の電球ですが、本来は、

バルブ破損 (2)

こういった形状。

座の部分がキレイに取れてしまっていました。

バルブ破損 (1)


こんな壊れ方ははじめて見ました。

今まで気にした事はなかったのですが、新品のバルブ(電球)をよくよく見てみると、

バルブ破損 (4)

バルブ本体と座の部品はどうやらロウ付け、もしくは半田でくっつけてあるようです。

おそらく何かしらの原因でバルブがかなりの高温になってロウ、もしくは半田が溶けてしまったのだと思います。

ただ取り外したバルブの接点には異常なショート痕や接触不良等の痕跡も見受けられず、

新品バルブを組んでも組み付けに問題はなし。

ヘッドライトを点けてみても異常なし。

はっきりした原因は分からず。

長年の振動や経年劣化等の影響でなった可能性が高そうです。

それにしても珍しい破損の仕方でした。