またまた先日のスーパーカブ90。
チェーン調整、タイヤ交換と一緒にエンジンオイル交換も行いました。
これが交換で抜いたオイル。
見事に乳化しています。
結露等によってオイル内に水分が混ざった状態です。
このスーパーカブ90のエンジンオイル交換は何度も行っていますが、
これまでは抜いたオイルはいつも真っ黒でした。
これは別のバイクでの写真ですが、いつもこんな感じでした。
それがなぜ急に?
故障とかではありません。
単純に使い方が変わった為にこうなりました。
このスーパーカブ90、以前は1回に走る距離がそこそこありましたが、
最近はオーナーの環境が変わり、1回に走る距離が一気に短くなりました。
たしか5分か10分くらいになったと言っていたと思います。
そのせいでエンジンオイルの温度が上がりきらず、
オイル内に溜まった水分が蒸発しないでどんどん蓄積されてしまいました。
使用環境が変わって乗る時間が変わっただけなんですが、
すごく分かりやすくオイルの状態も変わりました。
当然ですが、エンジンオイルが乳化していたら良いことはありません。
今回のように距離乗らない場合には乳化する事も多いので、
あまり走らないからオイル交換はそんなにしなくてもいいや、というのではなく
そういう人ほどエンジンオイルに気を使って、早めのオイル交換を心掛けてください。
距離走らない人の場合でも、オイル交換の理想は半年に一度です。
長くても1年に一度は是非オイル交換をして下さい。
その方がエンジンは長持ちしますよ。