アドレスV125Gに乗っているお客さん。

「ライトの電球が破裂しました」 と、バイクをもってきました。

見てみると確かに破裂しています。

バルブのガラス部分が粉々になってヘッドライトケース内に散らばっています。

ロービーム(下向き)で走っていたらライトが点かなくなったので、

ライトケースを手で叩いたら一瞬すごく光ってから消えて、見てみたら粉々になっていたとの事。

多分、ロービームの切れたフィラメントが叩いた衝撃でハイビームのフィラメントに接触してショートしたものと思われます。

ごくたまにあるけど、珍しいケースです。

ただ、こういった激しい砕け方の場合、バイクの発電・整流関係の部品が不具合を起こしている場合もあります。

今回はテールバルブ等の他の電装部品は何ともなく、叩いたというお客さんの証言もあるのでまず問題ないと思います。

そしてバラしてバルブを取外すと見事な破裂具合。

ケース内の砕けたガラス片も可能な限り取り出して新品バルブに付け替え。


ヘッドライト点灯。

エンジンの回転数を上げても必要以上に明るくなる事もなく、他の電装部品も正常作動。

発電・整流関係は大丈夫そうです。

単なるヘッドライトバルブ切れでした。

よかった。