トゥデイのメンテナンスを受けました。
まずはバッテリー交換。
もう一年くらいセルが使えなくてキックでエンジンをかけているとの事。
キーONにしてもメーター照明さえ点かない状態で完全にバッテリーはダメになっています。
先日のバッテリー端子一体化事件があるので、ちょっと不安になりながらもバッテリーとご対面。
よかった。
端子は無事で錆なんかもほとんどありません。
取外しもすんなり。
新しいバッテリーは日本製のGSユアサ。
間違いなく一番安心なバッテリーです。
が高いです、値段が。
一応お客様には台湾ユアサも紹介したんですが、安心が一番という事でGSユアサを選んで頂きました。
補充電してから車体に組付け。
新品バッテリーもできれば補充電してから組付けた方がいいです。
当店ではバッテリーを購入して頂いた場合には補充電はサービスで行っています。
時間に余裕があれば是非補充電して下さい。
いや、させて下さい。補充電したほうがいいですから。
それとごくごく一部の取付け取外しが大変なバイクを除いて脱着もサービスです。
一部の車種というのは例えば、ZX-12Rやスティードなどの脱着が困難なバイク達になります。
たいていはそれほど厄介ではないので脱着工賃はサービスです。
さて、作業に戻って次はリヤタイヤ交換。
交換前のタイヤは
もうセンターも溝がありませんでした。
それとタイヤサイズが
3.00-10が付いていましたが、トゥデイの標準は80/100-10。
新しいタイヤはもちろん正規サイズの80/100-10で組みました。
エアバルブもひび割れが激しかったので新品交換。
タイヤ、エアバルブ交換完了。
後ろのブレーキをかけると音がするとの事だったので対策します。
トゥデイはドラムブレーキなのでブレーキシューを外します。
そしてブレーキシューの面取り加工。
ただ、どうもブレーキシュー自体かなり古そう、、、
“2005”と書いてあります。
多分2005年製なので10年くらい前のもの。
古いせいで鳴きが出ることもあるので、いろいろやっても鳴き止まないかも、、、
とりあえず組付けますが、シューが組付く可動部分にグリスを塗ります。
これも鳴き止め対策の一つです。
そして組付け。
ブレーキシューを組付ける時は、もともとと同じ向きで組付けます。
表裏同形状のブレーキシューの場合、逆向きでも組付けはできますが
この作動方式のドラムブレーキの場合2つ(上下)のブレーキシューで磨耗の仕方が違います。
逆向きで組付けるとドラムへの当たり方もブレーキタッチも変わってしまいます。
ドラムの内側もブレーキカスなどが付いているので清掃。
清掃した上で車体に組付け、マフラーも取り付けて完了。
前タイヤのエア圧も点検しましたが問題なし。
続いてエンジンオイル交換。
いつもだいたい3000kmくらい走ったらオイル交換しているとの事。
素晴らしいです。
しかも毎日そこそこ走るらしく、だいたい半年くらいで3000kmとの事。
バッチリですね。
トゥデイのエンジンは決して強いエンジンではないのでオイル管理が大事になってきます。
オイルを抜いてみるといい感じで黒いです。
ドス黒い訳でもなく、サラサラになっていることもなく良好です。
オイル交換前にはオイル量も確認するのですが減ってもいませんでした。
新しいエンジンオイルを規定量入れてゲージで確認して完了。
これで一通り終わったのでキーをONにしてエンジンをかけてみます。
セルでバッチリエンジンかかりました。
1年くらいセルを使っていなかったという事だったので
セルのスイッチ内部が錆びたりして反応しない可能性も考えていたのですが
問題なくて良かったです。
そのまま試乗してブレーキ。
作業した後ろのブレーキからの鳴きはありません。
こちらも対策した効果が出ています。
鳴きに関しては対策してもブレーキの構造上どうしても鳴きがでてしまう事もあるし、
今鳴き止んでてもその効果がいつまで続くかは分かりません。
前ブレーキからは少し鳴きが出ていますがあまり大きな音ではないのでこのままでもいいと思います。
今回の作業はほとんど消耗品関係の交換などだったのですが、
これだけでもシャキッとしたのでまだまだ気持ちよく乗っていけると重います。