見慣れないオシャレなバイク。
スネークモータースというところのK-18というバイク。
これまで知りませんでした。
お客さんは今年(2017年)の夏頃に新車で買ったそうです。
見るからにレトロなこのバイク、今現在新車で販売されているようです。
で、今回入庫の理由はタイヤのパンク。
フロントですが、べっこりつぶれています。
空気を入れてもすぐに抜けてくるのでパンクですね。
ただ外観的には何か刺さったりしている様子はなし。
早速車体からホイールごと取り外し。
取り外したホイールはいいんですが、、、
取り外す時にはブレーキパネルも外すことになり、パネルを触っていたら、
パネルに固定されているはずのスピードメーターケーブルがナチュラルに抜けた。
メーターケーブルを固定する為のネジは見ての通りしっかり入っているのに、、、
って思いながらパネルを触っていたら今度は何かがパネルから落ちた。
スピードメーターギヤ。
パネルの内側に入っているものなんだけど、通常の国産バイクだとオイルシールなんかがストッパー代わりになったりしていて、
こうはなかなか外れてこないんだけど、、、
まぁ、とりあえずこれらは置いておいて、パンク修理。
まずはエアバルブのナットを緩めてみます。
緩めたとたんにエアバルブは斜めの方向へ。
中でチューブがずれちゃっている様子。
空気圧少ない状態で乗ってたのかなぁ。
リヤタイヤの空気圧も測ってみたらかなり低いし。
エアバルブ周りが怪しいかも、、、
とにかくチューブを取り出して点検。
片側のビードを外して、
チューブ取り出し。
そしてこのチューブにエアを入れます。
”プシュー”ってどっかから漏れている音。
予想通りエアバルブの付け根からでした。
チューブ交換決定。
それにしても、そこまで極端に引っ張られていた感じはなかったけど、それでここがこんなふうに裂けてしまうというのは、、、
一応タイヤを外して何か刺さっていないか目視と触診で点検。
リムバンドも点検。
リムバンド自体の傷みはほとんどないのでこのまま再利用。
だけど、リムとリムバンドの穴位置はずれているので当然修正。
そして、新品チューブ。
DUNLOP。
入っていたチューブは、
YUAN XING ???。
聞いたことないけど中国ブランドっぽいかな。
比べてみると、写真だと分かりづらいけどエアバルブの根本の作りこみがやはり違う。
ちょっとしたところなんだけど、何か”惜しいっ”って感じ。
新品のDUNLOPのチューブを入れてタイヤを組み付けて完了。
エアバルブを固定するナットも、
付いていたものとDUNLOPのものとではサイズが一回り違う、写真だととても分かりづらいけど。
車体に組み付けて完了。
ではなかった。
メーターケーブルが宙ぶらりんだった。
あっ、そうそう、ブレーキパネルの内側には当然メーターギヤは入れてあります。
で、まずはメーターケーブルの固定用のネジを外します。
そしてメーターケーブルはというと、
パネルのこの部分に、
メーターギヤの先端のこの溝が刺さる仕組み。
そしてケーブルのアウター先端の金具の溝にネジが通って固定されます。
難なく取り付け完了。
組み付け時にちゃんと奥までケーブルを押し込まないでネジだけ締めちゃったんでしょうね、ただそれだけの事なんだけど、、、
何はともあれ修理は無事に完了。
スネークモータースのK-16。
シンプルでかっこいいんだけど、今回見たところなんかから考えて、いろいろなところがあと一歩といった感じ。
悪くはないんだけど、ホントどこもあとちょっとでバッチリになりそうな感じがする。
全体的にあとちょっとずつ手を入れれば、比較的安心して乗れるバイクになるんじゃないかと。
50ccと125ccがあるみたいだけど、この車両は125cc。
見た感じエンジン形状はカブやモンキーに似ている気がするから、載せ替えができればかなり面白いかも。
そうすれば更に安心して乗れるようになりそう。
あとは125ccにしてはちょっと高価かも。
もう少し価格が下がって、全体的な品質が上がれば人気が出るのでは!?