カワサキのエストレア。

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エストレアは現在もカワサキから新車で販売されているバイクですが、

発売当初から一貫してクラシカルな雰囲気とシンプルな車体構成を持ち続けているバイクです。

年式によってさまざまなカラーやデザインがあり、

このエストレアのカラーも現車は初めて見ましたがキレイでカッコいい!

今回はリヤタイヤの交換での入庫でしたが、交換前のタイヤは、

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そろそろ限界ですね。

通勤メインで使っているバイクはタイヤの真ん中ばかりがすり減る傾向が強いです。

このエストレアのタイヤもまさにその通り。

スリップサインも出ているので交換時期ですね。

タイヤ交換なので、タイヤをホイールごと車体から取り外します。

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取外したホイール&タイヤからリヤのスプロケットハブを取り外します。

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スプロケットハブは結構きつくはまっていました。

内側のハブダンパーも傷みが少なく磨耗粉もほとんどありません。

次にエアバルブの固定ナットを緩めます。

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ナットを外してもエアバルブは垂直です。

ホイールに対してタイヤ内でチューブが回ってしまっていると、この時エアバルブは斜めになります。

今回はまっすぐなのでチューブはまったく回っていなかったようです。

このあと、ムシを外してエアを抜いてからタイヤ交換することになります。

 

今回のタイヤ交換で気になった点。

 ・ハブダンパーの傷みがかなり少ない

 ・エアバルブが垂直なのでチューブは回っていない

 ・チューブ、リムバンドの傷みがほとんどない

気になったと言っても悪い意味ではなく、むしろ良い意味です。

基本的に急発進や急加速等をしないマイルドでスムーズな運転をしているだろうと思われます。

ハブダンパーはスプロケット・ホイール間での衝撃を吸収するためにあるので、

急加速・急減速が多いバイクほど消耗します。

また同じく急加速・急減速が多いと慣性力のせいでタイヤ内でチューブが動いてしまいます。

それに伴ってチューブやリムバンドも傷んでしまいます。

タイヤもセンターばかりが減っていることから、コーナーリングスピードがかなり抑えられていることも分かります。

これらの事からとても穏やかでマイルドな運転をしていることが分かります。

このエストレアは幸せものですね。

 

こんな感じで、バイクを整備しているとそのバイクが普段どういう使われ方をしているかも分かってしまうんですね。