エアクリーナー(エアエレメント)には大きく分けて2種類あります。

乾式タイプのものと湿式タイプのもの。

乾式タイプのものは汚れてきたら基本的に交換。

軽い汚れであればエアブローして清掃もできないことはないです。

湿式タイプのものは基本的にスポンジでできているので洗って再利用することができます。

湿式タイプは読んで字の如く、オイルで湿った状態で使います。

これがフィルター(エレメント)です。

エアフィルター

表面に汚れがついていますが、見た感じ極端に汚れているようには見えません。

通常、洗うときは水洗いではなく、専用のフィルタークリーナーか灯油を使います。

エアフィルター洗浄

今回は灯油での洗浄。

ごしごしやるのではなく、汚れを押し出すように洗います。

手荒に洗うとフィルターを傷めてしまいます。

灯油などで洗うことでフィルターに付いていたオイルも落ちます。

洗い終わった灯油は結構黒い。

エアフィルター清掃後の灯油

ちょっと分かりづらいか???

エアフィルター清掃後の灯油2

フラッシュを焚いて撮ってみました。

洗う前はそれほど汚れていないかなと思っていたフィルターも結構汚れがでてきました。

洗ったフィルターは当然乾かします。


エアフィルター清掃後の乾いた状態

乾かし終わったフィルターの表面にホコリ等ついていたら手で取ってあげてからフィルターオイルを塗布します。

ムラにならないようになるべく均一に塗布。

アドレスV125G エアクリーナー清掃、フィルターオイル塗布

今回はフィルターオイルを使いましたが、4ストのエンジンオイルを使う事もあります。

上の写真だとムラになっているように見えるかもしれませんが、

実際はスポンジとオイルの表面張力のせいで部分的にオイルが目立って見えるだけで問題ありません。

フィルターオイルを塗布した場合は、オイルの種類によっては一晩おいてからバイクに組付けます。

エンジンオイルの場合はすぐに組付けて問題ありません。

 

湿式のフィルターはこのように洗って再利用できますが、

古くなってくるとスポンジが傷んできて崩れてきたりします。

その際は迷わず交換して下さい。

もしエンジンがかかっているときにフィルターが崩れ始めると

エンジンが崩れたフィルターを吸い込んでしまいかなり面倒なことになります。