チューブレスタイヤ交換の基本的な交換の仕方です。
50ccスクーターのリヤタイヤ交換で説明します。(下の写真では既にマフラーは外しています)
まずは、タイヤをホイールごとバイクから取外します。
(車体からの取外し方は車種等によって異なるので今回は省略します)
エアバルブ(空気を入れる口)のキャップを外します。
ムシ回しを使ってエアバルブ内のムシを外します。
ムシを外すとタイヤ内に入っていたエアが一気に抜けます。
勢いでムシが飛んでいくかもしれないので慣れないうちはエアを抜いてからムシを外した方がいいかもしれません。
次にタイヤのビードをホイールのリムから外します(リムの内側に落とします)。
上の写真でホイールの淵がタイヤから浮いている状態になっています。ビードが落ちている状態です。
逆(裏)側も同じようにビードを落とします。
ビードを落とすにはビードブレーカーを使います。
なければ万力で挟んでもビードは落ちます。
足や手で押すだけでビードが落ちる事もありますが、チューブレスタイヤの場合ここが密着してエア圧を保っているのでそうそう簡単にはビードが落ちない事が多いです。
タイヤレバーを押し込んで外す事もできますがホイールに傷が付く可能性が高いので注意して下さい。
いよいよタイヤを外していきます。
ホイールへの傷を防ぐ為にリムにリムプロテクターを付けます。
タイヤレバーを差込み、
タイヤレバーを起こしていきます。
少しずつ起こしていきます。
ある程度のところまで外れて、手でも外せるくらいになったら手で外します。
これは個体差があるので全周タイヤレバーを使って外すこともあります。
そして全周外します。
これで片側が外れました。
次は逆側ですが、上の写真で言うと裏側からホイールに傷付けないように長めのタイヤレバーを差し込みます。
裏側から見るとこんな感じです。
そして、差し込んだタイヤレバーを起こすのですが、やはりホイールに傷を付けないようにウエス等で保護します。
タイヤレバーを手前に引き起こします。
この時タイヤレバーを差し込んでいる先にエアバルブがない事を確認。
そこにエアバルブがあれば当然破損させてしまう可能性がありますので。
このようにタイヤを押し付けるような感じで力をかけておいて、タイヤのホイール(リム)から外れているところと外れていないところの際辺りをプラハン(プラスチックハンマー)で叩いていきます。
叩くのはもちろんタイヤです。
普通の鉄のハンマーだと誤ってホイールを叩いてしまった時にホイールにダメージを与えてしまう為プラハンを使うのが賢明です。
うまく外れていけば何度か叩いていくうちにタイヤがホイールから外れます。
これでホイールからのタイヤの取り外しは完了です。
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