「グリップを交換してほしい」、という事で入庫したズーマー。
グリップを見てみると、
右も左もツルツル。
左グリップのちょっと内側を見てみると、
グリップヒーターのコントロールスイッチ。
つまりこのズーマーの現在のグリップは単なるグリップではなくてグリップヒーター。
寒い時にはすごく重宝するんですよね。
寒くない時はスイッチ入れなければいいだけだし。
ただ、グリップがこうツルツルになってしまうと、本来のグリップとして使いづらい。
左側は単に握っているだけだからまだいいとしても、右側のグリップはアクセル操作があるから回さなければならない。
ツルツルだとすごく回しづらいです。
しかも雨なんかふって濡れている時なんかはなおさら。
下手すりゃ回せないです。
って事もありグリップ交換な訳です。
もうグリップヒーターはいらないという事で純正のグリップに交換します。
取り寄せた純正グリップ。
右側は内側のスロットルチューブ付き。
さっそくグリップヒーターを取り外しますが、まずは配線回りから。
グリップヒーターの配線はやはりフロントボックス内に入っていってるので、まずはボックスを開けます。
これです。
左右4本のネジだけで留まっています。
外すと中身が丸見え。
ズーマーはこの辺りは簡単でやりやすくていいですね~
グリップヒーターの配線を追っていくと、
この真ん中のデカいコントロールユニットの裏側に入っていってるので、コントロールユニットを外します。
コントロールユニットを固定していた更にデカいステーの裏側なので、このステーも脱着。
ちょうどこのステーを固定しているボルトにグリップヒーターのマイナスの配線が共締めされていたのでそれも取外し。
これで配線が良く見えるようになりました。
グリップヒーターのプラスの配線を追っていくと、
見つけた。
これを外して、
外して剥き出しになった車体側の配線を絶縁処理。
あとは元に戻して配線関係の接続は取外し完了。
今度は外した配線を留めていたタイラップなんかを外していって、
グリップヒーターの配線を車体から分離。
いよいろグリップの取外し。
まずは右側から。
右はスロットルチューブごと交換なので、スイッチボックスを外します。
ネジ2本で留まっているのでそれを外して、
スイッチボックスを割って、スロットルチューブごと取外し。
ズーマーはスロットルワイヤーが一本なので簡単。
そして新しい純正の右グリップ。
これを組み付けて、
って、ここで変なシール発見。
何なんでしょう。この”Made in Japan”。
純正グリップにわざわざこのステッカーの意味が分からない。
そこまで”Made in Japan”にこだわる人がいるのかどうか?
とりあえず邪魔なので撤去。
そして完了。
少し遊びが大きかったので調整しておきました。
次は左。
まずはグリップエンドに付いているキャップを取外し。
ボンドがグっちゃりと付いている。
でもこのボンド、、、普通のボンドっぽい。
通常グリップヒーターにこういった普通のボンドは適さないんだけど、、、
っていうのも熱くなるから普通のボンドだとすぐに剥がれてしまうんです。
なので専用の接着剤やエポキシ系の接着材を使うので、左側のグリップは外すのが厄介なことが多いんだけど、、、
おかげ様で比較的簡単に外れました。
外した部分のハンドルをキレイにして脱脂。
そして左の純正新品グリップ。
これには””Made in Japan”ステッカー貼ってありません。
何なんでしょうね~
左側は接着税を塗ってからハンドルに組み付け。
これで左右とも新品グリップ装着完了。
あとはコントロールスイッチを取り外すだけ。
これの固定はと、
裏からネジで留まっているだけなので、これを外して簡単に取外し完了。
これでグリップヒーター撤去&新品純正グリップ装着作業完了。
だいぶスッキリ。
これだけのものを外しましたからね。
交換前に比べてグリップに握り心地も良くなって、アクセルも簡単に回せるようになりました。
グリップってそんなに高いものでもないので、すり減ってきたら交換すると気持ちよく乗れますよ。