タイヤは命を乗せている

バイク、自転車、車、どれもタイヤが付いています。

地面に着いているのはタイヤだけ。

特にバイク、自転車は２つのタイヤだけが地面に接しています。

そしてバイク、自転車は転びます。

転べば車体は傷つくし壊れることもあります。

更に乗っている人はケガをすることもあります。

擦り傷、打ち身、ヘタすると骨折。

それで済めばまだいいですが取り返しのつかない大怪我になることもあります。

学生の頃、自分もタイヤのことを軽くみていたことがありました。

後ろのタイヤの溝がなくなってツルツルだったのですが

空気も漏れていないし全然大丈夫とか思っていました。

でもツーリングに行ったときちょっと湿っている道路でいきなり転びました。

普通に走っていただけなのに。

やっぱり滑るから気をつけなきゃ、と思ってバイクを起こして注意して走り始めました。

そしたら、次のカーブでまた転びました。

注意して走っていたのにあっさり。

それからはすごく怖くなり時速20kmくらいで何とか帰ってきました。

幸いケガもなかったのでよかったですが、その後すぐにタイヤは交換しました。

その頃、友達が会話の最中にサラッと言っていたことを思い出しました。

｢タイヤは命を乗せてるんだからケチケチせずに交換しな｣

まさにその通り、すごく実感しました。

タイヤは溝がなくなると排水性能が落ちて滑りやすくなります。

さらにタイヤのコンパウンド（ゴム）もすり減ってくるとグリップ力はたいてい低下します。

年数が経ってもグリップ力は低下します。

古くなったタイヤ、すり減ったタイヤは迷わず交換した方が絶対良いです。

転んだらそれだけで大きな出費になることもあるし、ケガでもしたらアホらしいです。

あの時タイヤ交換していればよかった、って声も何度も聞いたことがあります。

迷ったら交換しちゃってください。

不安を感じながらより安心して乗っている方が何倍も気持ちいいです。

 

先日、もう付き合いの長いフュージョンのお客さんが来ました。

｢前のタイヤが減ってるんだけどまだダイジョブかな？｣と。

・・・

｢ダメです。交換して下さい｣

もう付き合いも長い方なので断言させてもらいました。

お客さんもすんなりお願いしますと言って下さいました。

きっと分かってはいたんだと思います、ダメなの。

でもとりあえず走れてはいるし、

交換となれば出費は出費だし、

いまいち踏み切れなかったのではないかと、

背中を押されるのを待っていたのかも。

不安になったらいつでも相談して下さい。