スカイウェイブ250SS。
定期点検での入庫。
現在の走行距離は28,400km。
現状、普通に走っていてエンジン的には問題なさそうとの事。
たしかにエンジンかけてみても異音もないし、スムーズに回るし、乗ってみても違和なしで大きな問題はなさそう。
一応それらをふまえた上で点検開始。
エンジンオイルは前回替えてから3,000km以上走っているので交換。
点火プラグは、やや黒っぽさがあるけど電極の摩耗もないし、火花も元気に飛んでいるので今回は軽く清掃して交換はなし。
そしてエアクリーナーの点検。
スカイウェイブのエアクリーナーはシート下のカバーを外すと現れます。
この黒い箱ですね。
この箱のふたを留めているネジを外して、
ふたを外せばエアクリーナーエレメント(エアフィルター)とご対面。
ですが、ここがちょっと外しづらい。
ふただけを持ち上げてみたり、中に入っているエレメントも一緒に持ち上げてみたり動かしてみたりしながらいろいろやると外れます。
そして現れたエアクリーナーエレメント。
お~~~!
真っ黒!
相当汚れていますね。
交換決定。
スズキ純正の新品エアエレメント。
これが新品の色です。
ビフォア アフター。
このスカイウェイブ、前回エレメントを交換したのが2年前で17,400kmの時。
今が28,400kmなので、約11,000km使ったことになります。
11,000km走っただけでこんなにも汚れます。
もちろん乗り方、環境によっても変わりますが、だいたいは普通に乗っていてもこんな感じです。
エアクリナーエレメントが汚れてくると、ここを通る空気の量が減ります。
ここを通る空気とは?
エンジンが動く為、つまりエンジン内で爆発を起こす為に必要な空気の事です。
厳密には爆発に必要な酸素です。
この吸入空気量が減るとガソリンに対しての空気の量が減ってしまい、理想的な爆発にならなくなってしまいます。
そうなるとエンジン内ではやや不完全燃焼が起こって、すす(カーボン)が発生しやすくなり点火プラグが黒っぽくなってしまいます(かぶり)。
また、理想的な爆発が起きていないので、エンジンからは理想的なパワーが得られません。
その結果、出力や燃費の低下を引き起こします。
また、エンジン内もどんどん汚れていくので、エンジンの不具合を引き起こす原因にもなります。
さらっと書こうっと思ったのに、ちょっと長くなってしまいました、、、
つまりエアクリーナーの汚れは良いことないって事です。
エアクリーナーエレメントは意外と汚れるものなので、定期的に点検してあげてください。