4ストのジョグが右ウインカーがおかしいという事で入庫。
キーをONにしてウインカーを点けて見ると
左は問題なく普通に点滅。
右は前が点かず、後ろは光ったまま。
前が点かないから後ろが光ったままの点灯状態になってしまう。
前が点くようになれば後ろも問題なく点滅するはずです。
ヤマハはウインカーの電球周辺での接触不良が比較的多いです。
今回も軽い接触不良か電球切れだろうと推測。
そして右前のウインカーASSYを取り外して確認。
取り外した途端断線発見。
接触不良には違いないけどこんな明らかな断線はヤマハ車でもほとんど見たことありませんでした。
まぁこれだけ分かりやすいのでこの配線を繋いで直します。
ヘッドライト周りのカウルを外してウインカーのハーネスを取り外します。
そして断線した先のソケット内の端子をソケットから抜き取り。
けっこう特殊な端子。
こんな端子は当然もっていないので、この端子を再利用します。
断線した配線の先端は少し傷んでいる可能性があるので
ほんの少しカットした上でその先端の被覆を剥きます。
そして端子に半田付け。
被覆部分をカシメ直して修正完了。
これをソケットに組み付け、
ハーネスASSYをカウル、ウインカーに組み付けます。
ここで一度、きちんと点滅するか確認。
大丈夫そうなのでカウルを車体に組み付け、再度点滅確認。
バッチリ点滅。
修理完了です。
今回の断線の原因ははっきり言って分かりません。
単なる車体の振動だけでこの部分が断線する事は考えづらいです。
以前ヘッドライトの電球交換はしたことがあるという事なので、
もしかしたらその時の脱着・組付け時にウインカーハーネスに変なテンションがかかってしまっていたのかもしれません。
とにかく原因は分からないので今回の組付け時にはウインカーハーネスに無理な力が加わらないようにだけはしておきました。