ヤマハ FZ-1S。
通称フェザー。
YZF-R1をネイキッドにした的なバイクです。
マフラーや前後カーボンフェンダーなど程よくいじってあってカッコいいマシン。
しかもリヤサスにビチューボとか入れられたりしていてちょっとゴージャス。
今回は、左側を擦ってしまったから部品交換して治してほしい、と軽くオーダーされました。
車体左側を見てみると、
ラジエターカバーが、
削れています。
それと、
リヤのグラブバー。
こちらもけっこうガッツリ削り取られている。
キレイに乗っている車両だからたしかに目立ちます。
ラジエターカバーとグラブバー、どちらも樹脂部品でちょっとした部品だし軽い気持ちで「了解!」と受けました。
で、早速オーダーする為パーツリストで部品確認。
まずはラジエターカバー。
” ¥6,718 (税込み)” 、、、これだけでこんなにするの?
長さにして約20cmくらいの樹脂の部品でそんなに複雑でもない形だけど、、、
続いてグラブバーはというと、
うわっ、テールカウルの上側と一体。
ちょっと珍しい造り。
そしてお値段は、、、
” ¥24,840 (税込み)”
マジか~
そして、テールカウル後端に貼られているヤマハのエンブレム ”音叉マーク”。
” ¥1,318 (税込み)”
直径にして3cm前後だと思うんだけどそれだけでこの金額。
それプラス、注意書きや擦れ防止用のステッカーが何枚かあるからプラス¥1,000前後。
トータル部品代だけで3万円超え。
かなり想定外。
お客さんにすぐに電話してご報告。
本人もかなりビックリしていました。
が、直したいからしょうがないという事でGOサイン。
部品をメーカーから取り寄せて修理開始。
ラジエターカバーはボルト2本で留まっているだけなので簡単に外して、
この新品部品に付け替えるだけ。
ボルト通す穴のところにカラーが圧入されているけどこれといって特別な造りな訳ではなさそう。
ラジエターに直接組み付ける部品だから耐熱性は必要だけどこれで¥6000超えって、、、
まぁ言ってもしょうがないのでこの辺にしておきます。
お次はテールカウル。
まずはタンデムシートの取外し。
そして前側のシートも外してから、テールカウルの上側と下側を丸ごと車体から取り外します。
こんな感じで。
で、これを分解。
こんな感じでバラバラに。
そして新品のアッパーシートカウル。
こっちが¥24,000はまだ分かる。 かな!? 高いけど。
あとは逆の手順で組み上げて車体に取付け。
これでキレイすっきり。
予想以上に高かったけどキレイになってお客さんも喜んでいたのでOK。