先日中古車として販売したMF10のフォルツァZ。

納車前に不具合発覚。

シートのロックを解除して、

 

 

 

 

 

 

シートを上げると、

 

 

 

 

 

 

上がりっぱなしにならないで自然に閉まってきてしまう。

 

 

 

 

 

 

こんな感じでだんだんと下がってきてしまう。

このクラスのバイクのシートって実は結構重くて、車体にはシートを支える為にダンパーが仕込まれています。

このダンパーがへたってくるとシートの重さに耐えられずシートがしまってきてしまう。

このMF10のフォルツァZの場合、シートを開けると内側に見えました。


 

 

 

 

 

これ。

車種によっては全然見えないところに仕込まれていたりするのでフォルツァはかなり分かりやすい方。

シートへの取付け部は丸見えなので簡単に作業できそう。

車体側の取付けはどうなっているのか?

トランクの中敷きだけはがして覗き込んで見ると、


 

 

 

 

 

見えた。

取付け部は意外と近い。

そしてちょっとした工具なら入るスペースもある。

これはもしかして、、、

パーツリストを見てみると標準工数も0.2h。

つまり12分。

やっぱり簡単に交換できてしまいそう。

早速新品のシートダンパーを入手。


 

 

 

 

 

開けて中身を確認。


 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

やっぱりダンパー本体はボールジョイントで結合するんですね。

ってことは今車体に付いているダンパー、このボールジョイントをカチッと外してあげれば簡単に取り外せそう。

因みに、


 

 

 

 

 

しっかりグリスが塗ってあって親切。

さて、作業のイメージもできたところで早速取外しにかかります。

シート側はスパナもしっかりかけられて、しっかり力も入れられるのでボルトごと取外し。


 

 

 

 

 

そして逆側の車体側。

こちらはボールジョイントをカチッと外せば、、、

ん?

全然外れない。

周りの部品が傷つかないようにウエスで覆って、マイナスドライバーやいろいろな工具を使っていろいろやるが全然外れない。

びくともしなくて外れる気配が全くないので作戦変更。

こっちもボルトごと外す作戦に。

スパナは何とか入ったけどスパナを動かす角度があまりない。

ちょっとは回せるかな、とスパナに力をかけるもボルトは全然緩まない。


まだもうちょっとスパナを回せるスペースがあるから、


舐めないように気を付けながら更に力を入れても緩まず、スペース的にこれ以上スパナも回せない。

撃沈。

こうなったらトランクを外すしか方法なし。

一気に面倒な作業になりました。


 

 

 

 

 

リヤ周りの外装をごっそり取外し。


 

 

 

 

 

やっとの思いでトランクも取外し。

後ろ周りスカスカ。

ここまでやらないとトランクは外せないんですよね。


 

 

 

 

 

そして目的のモノがお目見え。


 

 

 

 

 

普通にスパナも入って外せました。

 

 

 

 

 

 

が、メチャクチャ固かった。

標準工数0.2、絶対ムリ。あんな固くちゃ。

まぁ、いつもの事だけど標準工数は参考にはなるけどあてにはならない。

そう、いつもの事です。

で、ボールジョイント部も固くて外せなかったから、

新品のダンパーは先にボールジョイント部を嵌め込んでおいた方が良さそうだと思い気合いをいれて押し込むと、、、

力を入れる前にあっさりと嵌りました。

試しに外そうとしたら全然外れない。

クサビ形状になっていた訳でもなかったと思うし、不思議だけど入ったら出られないみたいです、そう簡単には。

早速車体に取り付け。


 

 

 

 

 

ここまでばらしているから取付けはサクサク。

外した部品たちを取り付けて、シート側も組み付け。


 

 

 

 

 

これでやっとシートダンパーの交換終了。


 

 

 

 

 

ちゃんと開きっぱなし。

はじめから全部ばらさないと交換できないって分かっていた方がまだよかった。

簡単に終わる作業と思っていたものが、その何倍も大変な作業になったことで精神的にけっこうやられました。