CBR1000RRが入庫。
この写真おかしな所があります。
リヤタイヤです、潰れています。
原因はこれ。
エアバルブがもげています。
当然エアは完全に抜けるのでパンク状態。
JAFで運ばれてきました。
約3年前にタイヤ交換した時にはひび割れさえなかったのに、
バイクにU字ロックをかけようとしてちょっとぶつかったら簡単にもげてしまったそうです。
古いエアバルブは外見上問題なくても結構弱っているのかもしれません。
これを直すだけであれば、もちろんこのエアバルブの交換だけでいいのですが、
フロントも心配だからフロントのエアバルブも交換しておきたいとの事。
ただタイヤ自体も前回交換してから約3年経っているので、
今回、前後タイヤとエアバルブの交換をすることになりました。
峠なんかで気持ち良く走りたい人は、まだタイヤの溝が残っていても2~3年で交換した方が安全です。
やはり年数が経ってくるとタイヤが硬くなってきて、そのタイヤの本来のグリップ性能は発揮されなくなります。
そんな事が原因で転倒でもしたら危ないですし、修理代も高く付いてしまいます。
早速タイヤ交換の為リフトアップ。
まずはリヤスタンド。
そしてフロントスタンド。
バイクってレーシングスタンドがかかっているとカッコよく見えますよね。
個人的にはリヤスタンドだけの方がカッコいいと思います、まぁどうでもいい事ですが、、、
リヤタイヤから交換。
ホイール外れててもカッコいい。
で、ホイールからタイヤを外します。
太いですよね~。
当然分かっているんですけど、こうやって外すといつも改めて ”太っ” って思ってしまいます。
今回入れるのはピレリのロッソコルサ。
ピレリのハイグリップタイヤ。
ピレリと言えばスーパーコルサという長年不動の地位のタイヤがありますが、
それよりも公道よりでウェット性能も上げているタイヤになります。
とは言えメーカーでもサーキット走行も十分可能と謳っているくらいグリップも良くて評判も良いタイヤです。
純正タイヤサイズは190/50ZR17ですが、プロファイル変更を狙って190/55ZR17。
これは好みによりますが、偏平率を55にした方が乗りやすいという方は多いです。
新品のエアバルブをホイールに組み込み、
タイヤも組んでバランス取り。
軽点を探してウェイトを付けて完了、なのですが
今回はウェイトは付けませんでした。
とりあえずバランスを取ると必要なウェイトは25g。
軽点にマーキングをして25g分のウェイトは準備だけして、
後は脱脂して貼り付けるだけという状態にしておきました。
というのもこのレプソルカラーのCBR1000RR、純正ホイールの塗装が薄く弱いのです。
しかもクリヤーの層もないのか、ちょっとパーツクリーナーなんかを付けて擦るだけで色が落ちてきてしまいます。
それなのでできれば余計なものは張り付けたりしたくないので、
様子を見ながら乗ってもらって、振動が出たり気になるようであれば貼ってもらう事にしました。
そして次はフロント。
同様にして交換しますが、エアバルブはまだ付いています。
でもよく見るとやはりヒビは入っていますね。
サクッと撤去して新しいエアバルブを組み付け。
タイヤはもちろんリヤと同じロッソコルサ。
タイヤを組み、リヤと同様にバランスも取って完了。
そうそう、フロントタイヤの交換前に一応ホイールの回転方向を確認しておきます。
CBRは回転方向が書いてあったので問題ないですが、車種によっては書いていないものもあります。
だいたいはホイールの形状やブレーキディスクの形状などから回転方向は分かるのですが、
すごく分かりづらいケースもあるので事前に一応確認しておいた方が間違いありません。
前後ホイールを車体に組付け完成。
やっぱりタイヤが新品になるとカッコいい!