マグザムに乗っているお客さんからシートをどうにかしたいという相談。
というのも、、、
見事な破れ。
シート張替えでもいけない事はなさそう。
ただ調べてみると純正でシート表皮が部品ででるけど結構いい値段。
社外品の張替え用のシート表皮も、あまり種類はなさそうだけどこれもいい値段。
シート屋さんでの張替えも調べてもみたけどシートが大きいのでこれも安くないです。
で、純正のシート丸ごとASSYでの金額を見てみると張替えとそんなに極端には違わない。
シート内側のスポンジも少し傷んでいるのが見えているし、、、
お客さんもこのシートの色を気に入っているという事だし、、、
相談した結果タンデムのバックレストも含めてシートを丸ごと新品に交換する事になりました。
純正シートをオーダーして入荷したので早速交換。
先にタンデムバックレストを交換しました。
交換したタンデムバックレストと交換していない前のシートの色がかなり違います。
汚れも結構あるけど、長年の紫外線で焼けてしまっています。
次は前の大きなシートの交換。
取外すとこんな感じ。
そしてサクッと新品シートを組付け。
お~~~!
見違えるようにキレイ!
新品なので当たり前ですが。
超カッコよくなりました。
触って比べると、表皮の柔らかさが全然違います。
古い方は固くてガサガサ、新しい方は柔らかくてモチモチしています。
そしてシートを指で押してみるとシートの弾力が違います。
古いシートは中のスポンジもヘタっています。
対して新品シートは程よい弾力があり座り心地も良さそうです。
そしてシートロックを解除した時に「カチッ」とシートが開くようになりました。
これまではシートロック解除の操作をしながらシートを持ち上げないと開かなかったのが、
ロック解除の操作をするとロックが外れ、そのあとシートを持ち上げればそのままシートが開くようになりました。
要は両手を使わないと開ける事ができなかったのが片手で空けることができるようになった訳です。
もちろん新車のときはそうなのですが、長年の使用で両手仕様になってしまっていたんですね。
見た感じではあまり分からなかったのですが、多分シートの内側の防水用のラバーのへたりが原因だと思います。
結果的に張替えじゃなくて丸ごと交換が大成功でした。
見た目が良くなって気分いいし、座り心地や場合によっては今回みたいに使い勝手もよくなって気持ち良く乗れるようになります。
ちょっと年数の経っているバイクの場合、シートの交換はおススメです。