スズキ アドレスV125Sのエンジンオイル、エレメントの交換を行いました。
アドレスV125Sは一定の距離を走るとメーター内にオイル交換時期を示すサインがでます。
初期設定では6000kmごとにサインが表示されるように設定されています。
お客様からこのサインのでる距離数を変更して欲しい、と言われました。
こういったサインが出るバイクは最近は結構多いですが、
車種によっては、その距離数を任意で設定できないものもあります。
アドレスV125Sはどうだったかな? と思いながら、メーターをいじってみます。
アドレスV125Sはメーターの調整や切り替え等に使うボタンが一つしかありません。
ちょっといろいろやっても設定の変更ができる気配がなく、ムリかなと思ったのですが、、、
そういえば、取扱い説明書持っていたかも、と思い探してみました。
ありました。
で、早速メーターまわりの項を開いて見ると設定の仕方が載っていました。
アジャストスイッチをずっと長押しするとオイル交換時期の距離数設定の変更モードになりました。
お客様と相談のうえ、3000kmに設定。
そして今回オイル交換をしたので、リセットしました。
これで3000km後にオイルチェンジ警告灯が点灯するはずです。
ただこれはあくまで距離的な目安であって、何年もオイル交換をしないのはエンジンに良くありません。
理想は半年ごとのオイル交換。
距離が伸びない人の場合は3000kmいっていなくても1年以内には交換してもらいたいところです。
オイル交換の作業にあたりバイクを店内に入れるため動かした際、
押した感じが重いな、と思っていたので
タイヤエアの点検も行ったのですが、やはりかなり低かったので空気圧調整も行いました。
寒くなってきたこの時期、タイヤのエア圧が下がっているバイクは特に多いです。
エア調整も終わってお客様は帰って行ったのですが、数分後すぐに戻ってきました。
「メーター内の”FI”のランプが点滅している」との事。
確認するとたしかに点滅しています。
(上の画像の”FI警告灯”が点滅)
3回連続して速い点滅を繰り返しています。
これは何かのエラー表示を示しています。
オイル交換をしていたときにお客様もご自分で、「バッテリーが弱っている」言っていたのですが、
確かにスターターモーターの回り方も力強さがなく弱々しい感じで、明らかにバッテリーは弱っている感じでした。
そんな事もあったので、多分このエラー表示はバッテリー絡みとは思ったのですが、
先ほどのエンジンオイル交換直後のことなので、
一応触ったところのチェックとオイル漏れ等がないかを点検しましたが問題なし。
お客様も少しは時間があるとの事だったので、メーカー(スズキ)に連絡して聞いてみました。
回答はやはりバッテリーだろうとの事。
3回の速い点滅はバッテリー電圧の低下との事でした。
お客様にその事をお伝えしたところ、バッテリーが弱っていたことは分かっていた事ではあるのでとりあえずは安心して頂けました。
とは言え、早めのバッテリー交換はおススメしました。
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