ヤマハのジョグが今年10月頃、モデルチェンジしました。
今回お客様からご注文を頂いたので新型ジョグを取り寄せました。
メーカーもそんなに大々的にモデルチェンジをうたっていた様子もなく、
外観的にも極端に大きな変化もなく位置づけ的にはマイナーチェンジだと思います。
が、スペック等のカタログ標記をみると何気に大きな部分が変わっています。
最もそれを感じたのが認定型式の標記。
JBH-SA36J → JBH-SA55J
そして原動機打刻型式。
A312E → A329E
エンジンが変わっているということです。
メーカーもモデルチェンジに際して、
「排気系の見直しによりエンジン特性(馬力、トルク)が向上、また新ECU採用、O2フィードバック制御の織り込みなど、FIシステムの変更で燃費向上を図りました。」
とうたっているのですが、そんなに声を大にしてうたっている様子ではありませんでした。
ただエンジンの主要スペックを見てみると、最高出力・最大トルク・燃費等どれも前モデルよりも上がっています。
気になったので2015年12月現在の各メーカーのカタログスペックを比較してみました。
最高出力(PS) | 最大トルク(kgf・m) | 30km/h定地燃費値 | WMTCモード値 | |
ヤマハ ジョグ | 4.5 | 0.43 | 69.7(km/L) | 56.5(km/L) |
ホンダ トゥデイ | 3.8 | 0.38 | 73.0(km/L) | 51.1(km/L) |
ホンダ タクト | 4.5 | 0.42 | 80.0(km/L) | 56.4(km/L) |
スズキ レッツ | 4.1 | 0.38 | 74.0(km/L) | 54.8(km/L) |
スズキ アドレスV50 | 4.1 | 0.38 | 73.0(km/L) | 54.8(km/L) |
新型ジョグすごいじゃないですか。
燃費に関しては、30km/h定置燃費値は30km/hでずっと走り続けるという実走行とはかけ離れたものである為、
WMTCモード値の方がより実走行に近く参考になります。
(参考:WMTCモード値→http://www.jama.or.jp/motorcycle/WMTC/WMTC.pdf)
ホンダ・スズキの廉価車種はもとより、中堅車種と比較してもトップレベルでした。
これだけの性能、ヤマハはもっと大きく宣伝すればいいのに、、、