チューブレスタイヤ交換の基本的な交換の仕方です。

50ccスクーターのリヤタイヤ交換で説明します。(下の写真では既にマフラーは外しています)

タイヤ交換1

まずは、タイヤをホイールごとバイクから取外します。

(車体からの取外し方は車種等によって異なるので今回は省略します)

タイヤ交換2

エアバルブ(空気を入れる口)のキャップを外します。

タイヤ交換3

ムシ回しを使ってエアバルブ内のムシを外します。

タイヤ交換4

タイヤ交換5

ムシを外すとタイヤ内に入っていたエアが一気に抜けます。

勢いでムシが飛んでいくかもしれないので慣れないうちはエアを抜いてからムシを外した方がいいかもしれません。

次にタイヤのビードをホイールのリムから外します(リムの内側に落とします)。

タイヤ交換6

上の写真でホイールの淵がタイヤから浮いている状態になっています。ビードが落ちている状態です。

逆(裏)側も同じようにビードを落とします。

タイヤ交換7

ビードを落とすにはビードブレーカーを使います。

タイヤ交換8

なければ万力で挟んでもビードは落ちます。

足や手で押すだけでビードが落ちる事もありますが、チューブレスタイヤの場合ここが密着してエア圧を保っているのでそうそう簡単にはビードが落ちない事が多いです。

タイヤレバーを押し込んで外す事もできますがホイールに傷が付く可能性が高いので注意して下さい。

いよいよタイヤを外していきます。

ホイールへの傷を防ぐ為にリムにリムプロテクターを付けます。

タイヤ交換9

タイヤレバーを差込み、

タイヤ交換10

タイヤレバーを起こしていきます。

タイヤ交換11

少しずつ起こしていきます。

タイヤ交換12


ある程度のところまで外れて、手でも外せるくらいになったら手で外します。

これは個体差があるので全周タイヤレバーを使って外すこともあります。

タイヤ交換13

そして全周外します。

タイヤ交換14

これで片側が外れました。

次は逆側ですが、上の写真で言うと裏側からホイールに傷付けないように長めのタイヤレバーを差し込みます。

タイヤ交換15

裏側から見るとこんな感じです。

タイヤ交換16

そして、差し込んだタイヤレバーを起こすのですが、やはりホイールに傷を付けないようにウエス等で保護します。

タイヤ交換17

タイヤレバーを手前に引き起こします。

この時タイヤレバーを差し込んでいる先にエアバルブがない事を確認。

そこにエアバルブがあれば当然破損させてしまう可能性がありますので。

タイヤ交換18

このようにタイヤを押し付けるような感じで力をかけておいて、タイヤのホイール(リム)から外れているところと外れていないところの際辺りをプラハン(プラスチックハンマー)で叩いていきます。

叩くのはもちろんタイヤです。


普通の鉄のハンマーだと誤ってホイールを叩いてしまった時にホイールにダメージを与えてしまう為プラハンを使うのが賢明です。

タイヤ交換19

うまく外れていけば何度か叩いていくうちにタイヤがホイールから外れます。

タイヤ交換20

これでホイールからのタイヤの取り外しは完了です。